「数字や結果で評価される時代に、私たち
が本当に守りたいものとは何でしょうか?」
戦争や対立、気候変動、自然災害など、深刻な課題に直面する世界において、私たちは膨大な情報に囲まれています。ニュースやSNSをはじめ、日々発信される情報の中で、「何が事実なのか」「本当に重要なことは何なのか」を見極めることは容易ではありません。
こうした溢れる情報の中で、数字や即時の結果に偏りがちな私たちの価値判断は、目に見えないものを見落としがちです。だからこそ、数字では測れない価値に目を向けることはとても重要です。時間をかけて築く信頼、互いに助け合う心、丁寧に向き合う姿勢、他者への思いやり―こうした価値こそが、人と人とのつながりを築く基盤なのです。
本講演では、アートを通じて「大切なもの」を見つめ直す時間を共有しました。正解のないアート作品を鑑賞することは、他者を理解し、多様性を受け入れる姿勢を育むことにつながります。登壇者の国立新美術館長 逢󠄀坂恵理子氏は、このような価値観が社会に広がれば、戦争や対立、誹謗中傷が蔓延する世界は必ず変わるはずだと信じ、その切なる想いを胸に本講演に臨まれました。こうした熱い想いを共有するために、逢󠄀坂氏と旧知の間柄であるアーティストの日比野克彦氏も登壇し、聴講者の皆さんとともに、たくさんの現代アート作品
や映像を鑑賞し、観察力と想像力を働かせながら、目には見えない価値に想いを巡らせる時間を過ごしました。
講演会の模様を収めたアーカイブ映像を是非ご視聴ください。アートの扉を開いて「大切なもの」を探訪し
ていただければ幸いです。



